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ミルクティーと水

紅茶はどのようにして飲みますか？　私は濃い目のアールグレイにミルクを入れるのが好き。アールグレイでなくてもミルクティーにすることが多い。ミルクティーの本場と言えば、ロイヤルミルクティーという言葉があるようにイギリス。以前、イギリスへ行った時、水道水を沸かして紅茶を作ったけど、これが必ず濁る。美しくない。なんでだろうと考えた。

ヨーロッパの水は、マグネシウムやカルシウムといったミネラル（アルカリ土類金属）が多く含まれている（硬水という。）ため、炭酸塩や硫酸塩ができやすい。（なので実は腹を壊しやすい。）　だから紅茶の濁りも同じ要因で、塩ができやすくて濁るのではないだろうか。そういえばイギリスではミルクティーがメジャーだ。ひょっとすると、それはこの濁りをごまかすためだったのではないだろうか。で、ミルクを入れたら、見た目もいいし、味もまろやかになったし、いいじゃん、みたいな。

この説をイギリスの語学学校で一緒だった友人達に話したところ、帰国後、某雑誌にこの説と同じことが載っていたとのメールが来た。でも硬水のミネラルウォーターで入れても濁らないのは何故だろう。市販の水はミネラル量が違うのかな。

ちなみに、レモンティーはアメリカのファーストフード由来らしく、ヨーロッパのちゃんとした店での普及率は結構低いらしい。日本？　日本はアメリカンだからね。